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「BPRの現場から」と題して、これから当社BPRファシリテーターが遭遇したエピソード、ユーザーの声についてご紹介していきたいと思います。

本日は「BPRを進めることで仕事の意味を客観的に理解できた」という自治体職員のお話です。

ある自治体の若手職員が話したこと

とある自治体様で、BPRワークショップを非常に多くの部門対象者に行ったことがありました。その際に、ワークショップに参加したある部門の業務担当者の職員が、BPRワークショップ終了後に、BPRファシリテーターにこんな感想をお話してくれました。

「今日のワークショップで一緒に話しながら業務フローを作りましたけど、業務手順が自分で全く整理できていないんだなと気づきました。なんていうのか、自分の仕事の意味が初めて腑に落ちたというか。毎日なんとなく目の前のタスクを処理して、それがどんどん流れてきて、ただただ忙しさに追われていた感じだったのですが、一つ一つの手順がちゃんとつながっていることだったり、分岐がいくつあるのかとか、最終的に何を成果として出すべきなのかとか、絵に書いたことで初めて論理的に理解できました。自分の業務が全体としてどんな構造になっているのかがクリアになったことで、今後は迷わずに仕事ができそうです。貴重な時間になりました。」

このコメントをくださった職員は、まだ業務経験も浅く、キャリアも3年ほどの若手の方でしたが、大変前向きにワークショップに取り組んでくれました。自身の担当する業務の全体像とボトネック、業務改善の方向性が、全3回のBPRワークショップを通じてクリアになり、スッキリしたと言ってくださいました。今後、さらに前向きに仕事に迎えそうだとのことで、モチベーションも上がったとのこと。

業務プロセスを動かすのは感情ある人間

業務プロセスは、感情ある人間が動かす生き物です。もちろん効率化の観点から業務を合理化することはBPRの重要な論点ですが、一方で業務プロセスを動かす業務担当者がご自身のやっている仕事の意味を正確に理解し、モチベーション高く一つ一つの手順を進めていけるようになることが、BPRで効果を出すために真に重要な点であると我々は考えています。

業務担当者の想いを大切にしながらBPRを進めたい改革担当者の皆様は以下リンクからぜひお問合せください。

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